むち打ちの5つの症状タイプ
「むち打ち」とは、追突などの衝撃によって頸部(首)に過度な力が加わって生じる外傷の総称です。症状は一様ではなく、大きく5つのタイプに分類されます。
①頸椎捻挫型 最も多いタイプ。首の痛み・肩こり・頭痛が主な症状です。骨や神経への直接的なダメージがなく、画像所見に異常が出にくいことが特徴です。
②神経根型 頸椎の神経根が圧迫されることで、腕や手にしびれ・痛みが出るタイプ。画像検査で圧迫の所見が確認できる場合があります。
③脊髄型 脊髄への損傷によって、手足のしびれや歩行障害が生じるタイプ。重症度が高く、早期の専門医受診が重要です。
④バレーリュー症状型 頭痛・めまい・耳鳴り・目のかすみ・倦怠感など、自律神経症状が中心のタイプ。他覚的所見が出にくく、立証が難しいことがあります。
⑤脳脊髄液減少症型 外傷によって脳脊髄液が漏れ、立ちくらみ・頭痛・倦怠感が起立時に悪化するタイプ。RI検査による診断が有効です。
むち打ち対応で押さえるべき3つのポイント
むち打ち症で適切な賠償を受けるために、特に重要な3つのポイントをお伝えします。
①事故直後に受診する 症状が出るのが翌日以降になる場合もありますが、事故後できるだけ早く病院を受診してください。受診が遅れると「事故との因果関係がない」と主張されるリスクが高まります。
②整形外科を主治医にする 整骨院・接骨院への通院は、後遺障害の申請に必要な「後遺障害診断書」を書いてもらえないため、主治医は整形外科にする必要があります。整骨院に通う場合は、整形外科への定期的な通院も並行して続けてください。
③症状を医師に正確に伝え続ける 毎回の診察で、頭痛・めまい・手のしびれなど、感じているすべての症状を医師に伝えてください。カルテに記録されていない症状は、後の後遺障害認定で主張しにくくなります。
早期相談と証拠収集の重要性
むち打ちの賠償で最も難しいのは「他覚的所見(画像・検査で客観的に確認できる異常)」が出にくいことです。主観的な症状(痛み・しびれ・頭痛)だけでは、保険会社から「症状がないのでは」と疑われることがあります。
弁護士に早期に相談することで、適切な検査(MRI・神経学的検査など)を受けるよう医師に依頼したり、症状の記録を適切に残す方法についてアドバイスを受けたりすることができます。
また、事故直後の現場写真・ドライブレコーダーの映像・目撃者情報なども、後から過失割合を争う際の重要な証拠になります。早い段階での証拠保全をお勧めします。
適切な通院継続と記録の取り方
症状が残っている間は、定期的な通院を続けることが重要です。通院が途切れると、保険会社から「症状が改善した」とみなされ、治療費の打ち切りを求められることがあります。
「忙しくて通院できない」「少し楽になったから」という理由で通院をやめてしまわないよう、医師と相談しながら適切なペースで通院を続けてください。
診察の際は、症状の変化(良くなった部分・悪化した部分・新たに出た症状)を具体的に伝えます。「先生の言うとおりです」ではなく、自分の言葉で症状を説明することが大切です。
後遺障害診断書の精度が認定結果を左右する
症状固定後に後遺障害を申請する際に最も重要な書類が「後遺障害診断書」です。この書類の記載内容が、認定される等級を左右します。
主治医に診断書の作成を依頼する際は、「どのような症状が・どのくらいの頻度で・どのような状況で出るか」を具体的に伝えてください。医師は患者の訴えをもとに記載するため、正確な情報提供が不可欠です。
診断書の内容に漏れや不正確な記載があった場合は、修正を依頼することができます。弁護士が診断書の内容を確認し、適正な記載になっているかどうかをチェックすることも有効です。
症状固定の前から弁護士に相談しておくことで、後遺障害認定に向けた準備を適切に進めることができます。
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