長年連れ添った配偶者の遺言書に、自分を相続人から外す「廃除」の文字が記されていたら——。
それは財産の問題である前に、家族から相続人としての立場そのものを否定される、深い心の痛みを伴う出来事です。

絶望の淵から、当事務所への相談にたどり着くまで

本件のご依頼者は、配偶者を見送られた直後に、その配偶者が遺した遺言の中で自らが「廃除」されている事実を突きつけられました。理由として並べられていたのは、身に覚えのない不貞行為や、預金を無断で引き出したという、事実無根の主張でした。

「驚きと怒りと悲しみで胸がいっぱいになり、生きる希望さえ失いつつあった」——ご依頼者は、当時のお気持ちをそう振り返っておられます。伴侶を失った悲しみの上に、その伴侶から相続人の地位まで否定される。二重の喪失の中で、出口の見えない孤独を抱えておられました。

すがる思いで複数の法律事務所を訪ねたものの、難易度の高さからか十分に取り合ってもらえず、門前払いに近い対応が続いたといいます。そんな折、報道関係のお知り合いから「あさかぜ法律事務所なら親身に力になってくれるはず」と強く勧められ、ご自身でお電話をくださったのが、ご相談の始まりでした。

廃除のように重いテーマを抱えた方の多くは、法的な専門性と同じくらい「精神的に支えてくれる存在」を求めておられます。とりわけお一人で暮らしておられたご依頼者にとって、不安が募らない環境づくりは欠かせないものでした。

ご依頼者が綴ってくださったお言葉(抜粋)

深い苦しみの渦中で寄せてくださったお言葉です。当時の不安と、その後の心の変化が、そのまま映し出されています。

「驚きと怒りと悲しみで胸がいっぱいでした。」

「経済的にも余裕がなく、生きる希望さえ失ないつつありました。」

「信頼できる弁護士さんと遭遇出来た事は不思議と感じる位嬉しい事でした。」

「スタッフの方は心の支えとなってもらっていると強く感じました。」

「怒り悩んだ期間に終わりを告げ、祈れる心境にはなってきております。」

ご依頼者アンケート 全文掲載

遺言による相続人廃除を無効化した依頼者の直筆アンケート回答。相談前の不安、あさかぜ法律事務所を選んだ理由、廃除無効と相続額決定の解決内容、弁護士とスタッフの対応、解決後の心境、知人への紹介意向の6項目に手書きで回答した内容。

①相談前、どんな悩みや不安をお持ちでしたか?

信頼関係あると信じていた子供の遺産相続に関しての訴訟など起こされ 驚きと怒りと悲しみで胸がいっぱいでした。 経済的にも余裕がなく、生きる希望さえも失ないつつありました。

②当事務所を選んだきっかけは何ですか?

困り果てて私は友人に相談、知人の報道関係の人が 「あさかぜ法律事務所」が良いのではとアドバイスしてくれたと言ってくれ、 私自身でTELしてお願いしました。

③弁護士に相談して解決したことは何ですか?

・遺産相続に関する遺言書に於ける廃除の無効 ・相続額の決定

④弁護士や事務所スタッフの対応はいかがでしたか?

私の信頼出来る弁護士さんと遭遇出来た事は不思議と感じる位嬉しい事でした。 スタッフの方は私の心の支えとなってもらっていると強く感じました。

⑤解決後、気持ちや状況はどのように変わりましたか?

84歳目前の私にどうしてという怒り悩んだ期間は終わりを告げ、子供と絶縁をという悲しみは大きくありますが、子供が幸せに過してくれればと、祈れる心境にはなってきております。

⑥当事務所を友人や知人にも勧めたいと思いますか?

人生の最終章で残り時間の少ない私は支えてくれた知人はもとより出会うすべての人に「あさかぜ法律事務所」の存在を感謝の念で語らせて出会いただき紹介しております。

(ご回答誠にありがとうございました。) こちらこそ、本当にありがとうございました。 残り人生、やさしく、おだやかに過して下さいです。 バラとリースと猫と。 又お会い出来る日を楽しみにして


いかにして「廃除無効」を勝ち取ったか

相手方(遺言執行者側)は、ご依頼者が被相続人の預金およそ2,000万円を無断で持ち出したこと、ならびに不貞行為があったことを根拠に、廃除の正当性を主張してきました。担当弁護士は、これらの主張がいずれも客観的な裏づけを欠く推測にすぎないと見抜き、徹底した証拠の収集と事実の整理に着手しました。

裁判所に対しては、次の各事実を一つずつ立証していきました。

  • 預金の移動は正当だった — 通帳の管理は、被相続人ご自身がご依頼者に通帳を託したことから始まっていたこと。
  • 金融機関が本人の意思を確認していた — 出金の手続では、銀行の窓口で行員が被相続人ご本人の意思を厳格に確認した上で処理していたこと。
  • 介護を一身に担っていた — 被相続人の入院対応や施設での身の回りの世話を、ご依頼者がほぼ一人で献身的に支えてきたこと。
  • 相手方の主張は推測の域を出なかった — 廃除を基礎づける具体的な事実が、ついに示されなかったこと。

これらを丹念に積み上げた結果、裁判所は「遺言に記載された廃除事由は認められない」と明確に判断し、相手方の廃除請求を退けました(当事務所の全面勝訴)。ご依頼者は、相続人としての地位を正式に取り戻されたのです。

その後はただちに遺留分侵害額請求の手続へと移行し、ご依頼者が本来受け取るべき適正な相続額を無事に確保することができました。長く続いた理不尽な状況に、ようやく区切りがついた瞬間でした。


手続きの枠を超えた「心の伴走者」として

ご依頼者は、担当弁護士との出会いを「不思議と感じるほど嬉しいことでした」、事務局スタッフについても「心の支えとなってもらっていると強く感じました」と書いてくださいました。

相続トラブル、とりわけ本件のような家族間の深い争いは、法的な手続きの難しさだけでなく、ご本人に重い精神的負担を強います。お一人暮らしで不安の絶えなかったご依頼者に対し、当事務所は担当弁護士はもちろん、事務局スタッフも一丸となってフォロー体制を敷きました。お電話やLINEを通じて、いつでも不安を吐き出していただける環境を整え、「独りではない」と感じていただけるよう努めました。

アンケートに「スタッフが心の支えになった」とのお言葉が自然と記されたことは、法人のメンバー全員にとって何よりの励みです。法律の専門性と、人としてのぬくもり。その両方を手放さずに、最後まで安心してお任せいただけるサポートを目指しています。


解決を経て、ご依頼者の心に訪れた変化

「どうして自分がこんな目に」——深い怒りと悲しみの渦中にあったご依頼者ですが、すべての問題が解決した今、「子どもたちが幸せに過ごしてくれればと祈れる心境になった」と語ってくださいました。

大きな傷を抱えながらも、穏やかな人生の最終章へ歩み出されたお姿に、私たちも深く胸を打たれました。


相続・遺言のトラブルでお悩みの方へ

弁護士法人あさかぜ法律事務所は、4拠点で培った相続問題の解決ノウハウを法人全体で共有し、日々ご依頼者の権利を守るために力を尽くしています。

「他の事務所で断られてしまった」「親族から理不尽な主張をされて孤立している」——そんな深いお悩みを、どうか一人で抱え込まないでください。状況を整理し、次に進むための道筋を一緒に考えます。

広島駅前事務所をはじめ各拠点で、相続のご相談を初回無料でお受けしています。ご来所はもちろん、LINE・お電話でもお気軽にご連絡ください。

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